米軍基地のエナジードリンク転売問題で販売中止に?
今や米軍基地の開放イベントの際にアメリカのエナジードリンクを買いに行くことは広く知られるようになってしまいました。今までミリタリークラスタが多かった米軍基地内はエナジードリンクを買い漁る人が増えてかなり目立つようになっています。
米軍基地で大量購入したエナジードリンクをメルカリやヤフオクで転売する人も急激に増え、基地内外で転売が問題視されるようになりました。
特にメルカリ、ラクマ、ヤフオクでは米軍基地関係者が基地内スーパーで大量に購入したもの、米軍基地宛にアメリカから通販で購入したものをさらに横流しして転売するなど、闇市状態になっています。現場はかなりカオスです。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
2018年横田基地開放イベントで転売問題が激化
米軍基地でエナジードリンクが買えると、これまで以上に知れ渡るSNS拡散
2017年、基地開放イベントの際に横田基地内に設置してある自動販売機で大量にエナジードリンクを買う日本人が続出。モンスターエナジーなどが買える基地内の自販機の画像とともに名付けられた『魔剤府天満宮』というツイートが拡散し、その後ニュースサイト各社へ寄稿された記事が広がり、さらにまとめサイトなどでも取り上げられるなどかなり話題になりました。
翌年の2018年、横田基地の開放イベントでは昨年の『魔剤府天満宮』の拡散によるものなのか定かではありませんが自販機に異様な人だかりができていました。さらに基地の奥にはエナジードリンク売り場と化したテントができており、巨大コンテナで大量のエナジードリンクの在庫が運び込まれ多くの人たちが買い物を楽しんでいました。
主にモンスターエナジーの人気が高くほとんどがモンスターエナジー。その他ロックスターやレッドブルなども少し置いてある感じ。ひとりあたりの購入数制限はあったものの並び直せば無限に買える状態でした。
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米軍基地内の販売側が懸念する転売問題
米軍基地販売側の日本人の話によると、最近基地開放イベントで購入した大量のエナジードリンクをメルカリなどで転売する人が多く、関係者の間で問題になっているとのことでした。具体的には販売停止の可能性も示唆。ツイッターでも多くの人が同様のことを聞いていたようで、2018年の横田基地開放イベントのあとはツイッターでも転売問題が話題になっていました。
SNSでも転売抑止の声掛けが出始めた
具体的には転売品の出品に対してメルカリに通報するように呼びかけるものでしたが効果はほとんどなかったと実感しています。エナジー・ドリン君と有志の方は別の方法で注意を促しましたがメルカリやヤフオクの対応はありませんでした。
ここまで米軍基地の開放イベントで大量にエナジードリンクを買って転売する人が増えている問題をまとめました。
話題になっているのは米軍基地のイベントで購入した一般の日本人が転売している問題です。そしてこれ以外にも米軍基地関係者が転売している実態があります。
以前からネットでは米軍基地内部からの転売品が話題になっていた
ここまで一般人が米軍基地内のものを購入し転売することがSNS拡散とともに目立ち始め問題視されるようになりましたが、実は昔から米軍基地関係者と思われる人が基地内のスーパーで購入したものをメルカリなどで転売していることが、米軍基地内の人達の間でも問題視されていました。
『米軍基地 転売』で検索すると色々出てきます。
例えば転売闇市化しているメルカリではこんな感じ。
ヤフー知恵袋では昔からこの手の話題が常に上がっています。
また、米軍基地勤務アメリカ人の妻のコミュニティでも米軍基地の外への転売が深刻な問題として話題になっています。
ここでは輸入販売に関する食品衛生法や関税法などアメリカの商品を日本で販売する際の法律の話や、基地内でのルールなどが話題に上っていますが、素性を明らかにした法律関係の専門家や米軍基地内の監督するレベルの人物が出てくるわけでもないため、ただのネットの書き込み程度であり、セーフなのかアウトなのか正確なところは何とも言えません。参考程度に見てみてください。
このように昔から一部の人が米軍基地の外へアメリカのさまざまな商品を転売していた事実はあり、それが一部で問題視されていましたが、最近は基地関係者ではない一般の日本人が大量転売していることで問題が大きくなり、SNS拡散とともに米軍基地の開放イベントでエナジードリンクの販売が中止される可能性が出てきたというのが2018年です。
米軍基地でエナジードリンクの販売が中止される?
転売抑止のための購入数制限は無意味
米軍基地のイベントでは転売防止策としてなのかは不明ですが、1人が買う本数を制限していますが、並び直せば何本でも買えてしまうため、形式上購入制限としているに過ぎません。販売側が本気で制限しようとは思っていないことが伺えます。
SNS拡散で歯止めがかからない状態
SNSでもこれまで以上に『米軍基地で海外魔剤買ったったwww』というツイートが増えるでしょうし、転売erは基地開放日に買ったものが売れるならエナジードリンクが販売中止になるまで常に転売し続けるでしょうし、基地開放イベントへ行くことができない人は転売品を買い続けるでしょう。
モラル云々以前の米軍基地エナジードリンク転売問題
転売について多くの方が感じるのはその行為に対するモラルについてなのかなと思います。
しかし今回は米軍基地で販売されている商品であり、それが日本国内で販売目的で輸入することがNGな海外エナジードリンクの転売となればグレー(というかブラック)な行為の可能性もあり、ここはモラル云々以前の問題なのだろうと感じています。
本来の基地開放イベントは日米友好と米軍基地周辺地域との関わりのために細かいことは抜きにした「善意」でお互いが楽しめる飲食模擬店やグッズ販売、基地によってはフリーマーケット開催だったと思いますが・・・。
ここまで問題が大きくなってくると何とも言えないですね・・・。
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