エナジードリンクの缶メーカー解説&ロゴマーク一覧
缶を見ていたら「缶にあるこのマークは何だろう?」と思ったことは一度はあるはず。それ実は缶メーカー各社のロゴであることが多いです。
エナジードリンクで見かける缶メーカーのロゴ、会社名と概要をまとめました。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
日本の缶メーカー
東洋製罐株式会社
https://www.toyo-seikan.co.jp/
「CAN」のマークが缶メーカーとわかりやすい東洋製罐株式会社。1917年創業、国内缶メーカーの最大手で世界シェア3位となる日本の缶メーカーの雄です。
東洋製罐株式会社で製造されている例は、ZONeエナジードリンクシリーズ、エナジーボンバー、チェリオの一部、日本のburn、リアルゴールド(大和製罐もあり)など。
大和製罐株式会社
https://www.daiwa-can.co.jp/
1939年創業、国内大手の缶メーカー大和製罐株式会社のロゴ。
大和製罐で製造されている例は、>リアルゴールドシリーズ(東洋製罐もあり)、ライジンエナジードリンクシリーズなど。
ユニバーサル製缶株式会社(現・アルテミラ製缶株式会社)
https://www.mmc.co.jp/unican/
見にくいですが、「U」が書かれているロゴがユニバーサル製罐株式会社です。三菱マテリアル株式会社の旧子会社。2022年7月から親会社の社名変更に伴いアルテミラ製缶株式会社に社名変更。
ユニバーサル製罐で製造されている例は、国内のモンスターエナジーシリーズ、マツキヨエナジードリンクシリーズ、一部のZONeエナジードリンクなど。モンスターエナジー500mlボトル「M500」がThe Cans of the Year Awards 2019のボトル部門で最高位の「GOLD」を受賞。
昭和アルミニウム株式会社(現・アルテミラ株式会社)
https://www.showacan.co.jp/
1969年創業、太い「S」のロゴが特徴的な缶メーカー。国内シェア10%以上を誇る缶メーカーで、ユニバーサル製缶は子会社。海外の缶メーカーにも技術指導し、タイのカラバオの工場でもその技術が生きています。2022年7月に親会社の社名変更に伴いアルテミラ株式会社に社名変更。
アルテミラ製缶株式会社
http://www.altemiracan.co.jp/
ユニバーサル製罐株式会社から社名変更したのが「アルテミラ製缶株式会社」。社名変更に伴いロゴも変更になっており、これまでユニバーサル製罐株式会社で製造されていたものがアルテミラ製缶株式会社のロゴ入りで流通。
アルテミラ製缶株式会社で製造されている例は、国内のモンスターエナジーシリーズなど。
武内プレス工業株式会社
http://www.takeuchi-press.co.jp/
竹内の「t」とプレスの「P」の組み合わせと思われるロゴが入っています。
武内プレス工業で製造されている例は、ペプシエナジーコーラ、エナジエなど。
海外の缶メーカー
Ball
https://www.ball.com/
読みやすく「Ball」と書かれているのでわかりやすいですね。アメリカの缶メーカーで、世界シェアトップ。2016年、缶メーカー大手イギリスのRexamを84億ドルで買収。缶メーカー業界最大の買収となりました。
Ballで製造されている例は、レッドブル、海外のモンスターエナジー、海外のburnなど。
REXAM
http://www.rexam.com/
イギリスの大手缶メーカーで「REXAM」と書かれているのでこちらもわかりやすい。2016年にアメリカのBallに84億円で買収されました。この買収により、Ballは世界最大の缶メーカーとなりました。
REXAMの缶一例
Crown Holdings
https://www.crowncork.com/
1892年設立で世界シェア2位、アメリカの缶メーカーCrown Holdings。王冠マークがついていて、何となく「クラウン」と連想できるこのロゴマーク、クラウンで正解です。
Crownで製造されている例は、モンスターエナジー、burnなど。
Ardagh Group
https://www.ardaghgroup.com/
「AG」のロゴがArdagh(アルダー)は1932年ダブリンで創業、現在はルクセンブルグを本拠地とする缶メーカー。世界シェアトップ3各社には及ばないものの、それでも世界トップクラスの大手缶メーカーで世界各地で見かけます。
Ardagh Groupで製造されている例は、海外のモンスターエナジーなど。
Ardagh Metal Packaging
https://www.ardaghgroup.com/
Ardagh Group傘下のArdagh Metal Packagingは「AMP」のロゴマークが入っています。Ardagh Metal Packagingで製造されている例は、C4エナジーなど。
CANPACK
https://www.canpack.com/
「CP」のロゴでおなじみのCANPACKは1992年創業のポーランドに拠点を置く大手缶メーカー。ヨーロッパ、南米、インド、中東に工場を持ち、2020年のアルミ缶需要の高まりの中アメリカに進出。
CANPACKで製造されている例は、海外のモンスターエナジーなど。
Metal Container Corporation
https://www.anheuser-busch.com/
「MCC」の正式な社名はMetal Container Corporationでその頭文字をとったのが缶に書かれている「MCC」です。世界最大のビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベブの傘下企業。
MCCで製造されている例は、海外のモンスターエナジーなど。
ACM
タイの「Asia Can Manufacturing」の頭文字をとった「ACM」が缶に記載されています。2017年「Asia Pacific Can」から社名変更。2018年にカラバオグループと昭和アルミ缶が設立した合弁会社で現在はカラバオなどに供給しています。
ACMで製造されている例は、カラバオなど。
KJCF
https://kjcf.net/
ASEANの大手、マレーシアの缶メーカー「Kian Joo Can Factory」の頭文字をとってサイトURLがそのまま記載されています。東南アジアのエナジードリンクの缶を製造しています。日本のモンスターエナジーオリジナルでも一部でKJCFの缶が使われていました。
Kian Jooで製造されている例は、東南アジア系のモンスターエナジーなど。
TBC(THAI BEVERAGE CAN LTD)
https://thaibeveragecan.com/
1996年設立、タイのBerli Jucker、Standard CanとアメリカのBallの合弁会社で主に東南アジアのエナジードリンクで利用される缶メーカー。
QUALITY PACK
https://qpack.hu/
ハンガリーのHELLエナジードリンク傘下の缶メーカー。外部の缶メーカーの依存度を下げるためHELLエナジードリンクに供給されています。現在のHELLのほとんどがQUALITY PACK製で稀に他社缶メーカーのものが混在しています。
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