2019~2020年、遂に第二次エナジードリンクブーム到来!?
2019年、遂に日本のエナジードリンクブームが再来!?振り返ると2019年はこれまでにないほど様々なエナジードリンクが発売された年でした。
ちなみに2017年に書いた記事「日本のエナジードリンクブームを振り返ってみた」では、「2014年に始まったエナジードリンクブームはもう来ないでしょう」と書いていましたが、来てましたね。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
どこでエナジードリンクブームが来たと実感したか
「2019年、エナジードリンクブームが来るかも・・・」と思ったのは2019年4月1日でした。ヨーロッパを皮切りにコカ・コーラエナジーが全世界で発売されるニュースを執筆していたときのことです。
当然日本でも発売されることはこの時点で容易に想像できましたし、このときエナジードリンクマニアのコミュニティはコカ・コーラのエナジードリンクが全世界で発売されることで大盛りあがりでした。世界トップの飲料メーカーの主力商品でエナジードリンクが出る、こんなインパクトのある飲料業界ニュースは他にあるでしょうか!?
ちなみにコカ・コーラエナジーがシェアを奪いまくる必要はなくて、コカ・コーラエナジーが発売されることに意味があるんです。
振り返れば2019年はエナジードリンクリリースラッシュの年だった
2018年からエナジードリンクブームの兆し
2018年からエナジードリンクがネットでも話題になり始めていたのを覚えていますか?
マツキヨのエナジードリンクがSNSで話題になったり、サントリーのキックスタートが自販機限定で発売したり、モンスターエナジーのボトル缶が発売されるなど、エナジードリンクの話題がポツポツと増えていました。
2019年に入りエナジードリンク新作ラッシュが本格化
そして2019年に入るとマツキヨ、ピーカーリニューアル、リアルゴールドのエナジードリンク表記商品続々リリースなど新商品連発。
年をまたいで新作が続くこの状況、エナジードリンクブームが来てるのでは!?とひとり盛り上がって見ていました。
レッドブルは新フレーバー投入こそなかったものの、コラボ缶発売が目立った年でしたね。キャンペーンの実施によりエナジードリンクに興味のない層の取り込みにも貢献したと思います。
パイプラインパンチの衝撃
そしてトドメはモンスターエナジーのパイプラインパンチ発売でしょう。ツイッターでもバズりましたし、売れすぎて1ヶ月で終売になり再び話題になったのも記憶に新しいですよね。
これまでエナジードリンクを飲まなかった層にもパイプラインパンチは想像を超える高評価を得て、「エナジードリンクは不味い」という印象を払拭しましたよね。栄養ドリンクのイメージが強い日本ではこんな商品が必要なんです。
2017年5月にエナジードリンクマニア主催で行われた、モンスターエナジージャパンに期待する新作をツイートするハッシュタグ企画でもパンプラインパンチの人気は異様に高く、発売されてみれば想像以上の人気となったのは衝撃的でした。
単発系エナジードリンクも続く
さらに夏に向けてイオンPB、スティング、メガパチなどなど小さなエナジードリンクも立て続けに発売。とにかく新商品が次々と発売されたのが2019年上半期だったと言えます。
まだ2019年半分しか終わってないのにこの状況!!
コカ・コーラエナジー発売でエナジードリンクブームに火がついた?
7月1日、少し遅れて日本でもコカ・コーラエナジーがリリース。2020年東京オリンピックとコカ・コーラエナジーの発売タイミング、マッチしすぎていてマニア界隈でまた盛り上がりました。
コカ・コーラエナジーは発売前からほぼすべてのネットニュースで取り上げられ、連日TV CMも流れてエナジードリンクブームの勢いが一気に高まった気がします。2014~2015年の頃も超大手発売の商品がこんな感じだったなぁ・・・。ブームの燃料みたいなものですね。
さらに同じコカ・コーラからリアルゴールド・ドラゴンブーストが発売され、これもTV CMを大量に流すなど大規模なPRを行っています。
2019年年末に向けて、この寒い時期に西友のPBエナジードリンク・マキベリー発売、キーバパンチ発売、サントリーからゾーンエナジードリンクも前倒し先行販売がスタート、さらにモンストとコラボしたエナジードリンクまで発売。完全にエナジードリンクブーム到来でしょう。
2020年も期待できる日本のエナジードリンクシーン
既に2020年の新作エナジードリンク発売のニュースはエナジードリンクマニアでもニュースでお伝えしている通り。恐らく2020年も引き続き各社新商品が出続けるのではと予想しています。
そして2020年からモンスターエナジーがアサヒ飲料の自社工場で生産されることも決まっているので、2020年以降も日本のエナジードリンクシーンを引っ張る主役は間違いなくモンスターエナジーで決まりでしょう。新作が出るたびに大きな話題になるはずです。
レッドブルの新作がでるのかどうかも気になりますし、他のメーカーがシリーズ化を強化するのか、単発商品が乱立するのか、そしていつ捨て値処分ラッシュが始まりブームが終息していくのか。
そうそう、エナジードリンクブームが始まり新商品ラッシュが続くとネットコラム記事ではなぜか「レッドブルとモンスターの牙城を崩せるか!?」とテンプレのように書かれますがまずそれはあり得ないでしょう。これまでの歴史と世界を見ればわかりますよね。第三のブランドに成り上がるのではなく、「いかに生き残れる商品が出てくるか」、これが正しいのではないかと思います。
そして大々的に登場したあの商品が儚く散っていくディスカウントショップの捨て値在庫陳列もエナジードリンクブームの象徴です。
2020年もエナジードリンクシーンがさらに盛り上がることに期待したいですね。個人的には2014年前後を超えるブームをまた楽しめたら嬉しいです。