エナジードリンクのカフェインは大したことない
最近では「エナジードリンクの効果がすごい」とか「エナジードリンクは危険」という記事を目にすることがあります。そこで危険視されているのがカフェインですよね。
エナジードリンクには『コーヒーやコーラなどの3倍のカフェインが含まれている』、という記事を見て、コーヒーの3倍はなにかの間違いじゃないか、と思い、市販のコーヒーとドリップコーヒー、眠気覚まし系ドリンクとエナジードリンクのカフェイン量を比較しました。
比較前のエナジー・ドリン君の考えでは、『コーヒーのほうがカフェイン多いでしょ』という感じです。でも成分表比べたら実はエナジードリンクのほうがカフェイン量多かったりして・・・と思ったので今回の比較をしてみた次第です。
では実際にコーヒー、エナジードリンクのカフェイン量を比較してみましょう。
コーヒー、眠気覚ましドリンク、エナジードリンクのカフェイン配合量
容量 | カフェイン量 | |
ダイドーブレンド ブレンドコーヒー | 185ml | 159.1mg |
ボス レインボーマウンテンブレンド | 185ml | 148mg |
ドリップコーヒー | 150ml | 100mg |
インスタントコーヒー | 150ml | 80mg |
レッドブル(日本) | 250ml | 80mg |
モンスターエナジー(日本) | 355ml | 142mg |
バーン(日本) | 250ml | 80mg |
メガシャキ | 100ml | 100mg |
眠眠打破 | 50ml | 120mg |
単純にカフェイン量のみを比較したのですが、コーヒーやっぱり多いじゃん。という結果になりました。コーヒーの3倍という数字はどこから出てきたのか・・・。ツイッターでもそんな情報が出回っているようです。
海外のエナジードリンクは500ml近い大きな缶に入っているのでカフェインがたくさん入っているものも中にはありますが、日本ではコーヒーの3倍もカフェインの入ったエナジードリンクはないんですよね。
ちなみにエナジー・ドリン君はどうしても寝ないで徹夜せざるを得ない場合でもエナジードリンクを眠気覚ましに利用することはありません。エナジードリンクで十分な覚醒効果を得るには高カロリーで糖質も多く摂りすぎてしまうからです。エナジードリンクはやっぱり運動したりアクティブに動きまわる時に飲みたいですね!
エナジードリンク1本で眠れなくなる?
よくSNSでは、モンスターエナジーを昼間飲んだら夜眠れなくなった!効きすぎ!怖い!みたいな人を見かけます。普通に考えるとコーヒー1杯程度のカフェインでそうなることは考えにくいですが、夜まで眠れなくなることはないものの、カフェイン耐性には個人差があるため眠気覚まし効果を多少は実感することもあるでしょう。
だとしても、そんな人がエナジードリンクと同量か、それよりもカフェインの多く含まれたコーヒーを飲むと同じように眠れなくなってしまうのでしょうか・・・。
・・・実はエナジードリンクのプラシーボ効果によるところも強いんじゃないかなと感じていますので一概にそうも言えなそうです。1本200円もする「エナジー」と名の付くドリンクを飲めば気持ち的には眠気が襲ってこないように感じたり、気分が悪くなったことをエナジードリンクが原因かと思いこんでしまうことも当然なのかもしれません。
そもそも飲む前から危険だと思いこんでいる人がほとんどなわけですから。
とりあえず、国内のエナジードリンクに限っては自動販売機で買えるコーヒーと同じかそれよりも少ないカフェイン量であり、それほど強い眠気覚まし効果や覚醒効果は得られにくいと思います。
眠気覚ましだけを求めるならエナジードリンクではなくカフェイン錠剤一択ですが、飲み過ぎてしまう危険性が高いので注意して活用したいですね。≪OLD ジョギング後のエナジードリンク | エナジードリンクのバッテリー缶 NEW≫ |
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。