エナジードリンクの効果と悪評は表裏一体
エナジードリンクのニュースと言えば死亡事故や危険だというものが大半で良いニュースはほとんどありません。そして悪いニュースの中の結論としては、『詳しい原因がわかっていない』という終わり方のものがほとんどです。
基本的にカフェインの短時間の過剰摂取によって体に悪影響があることは確かですがエナジードリンクに限ったことではなくコーヒーなども同様です。糖分の過剰摂取も病気の原因になりますがこれも清涼飲料水と同じです。これらが一度に摂取できる点を考えると確かに飲み過ぎはよくありません。
ごく一部の特殊なエナジードリンクを除けば99%のエナジードリンクがただの清涼飲料水レベルの飲み物です。エナジーブレンドとして配合されている成分はカフェイン以外はごく微量で、効果という効果はほとんど感じられないようなものばかり。(プラシーボ効果はかなりあると思います)
それにも関わらず未だに効果があるとか効果が切れるとか、こういう場合にお薦め、というようにエナジードリンクの効果・効能をやたら何かに結びつけようとする人もいるのが現実で、これを言えば言うほど『それだけ効果があるなら何か反動がある、悪影響が出る可能性もある』と勘違いさせてしまうことも考えないといけないんですよね。ほんと無責任な話です。
最近は『エナジードリンクの効果を無闇に結びつけるな』というマニアの方が日本でも増えているように感じます。そしてエナジードリンクを選ぶ基準としても成分や効果を暗に謳うような説明文よりもイメージや味で選ぶことが多いように感じます。ただしこれは一部のマニアの傾向であって一般的には違うと思いますし、そもそも一般的な人たちのエナジードリンクの捉え方はまだ特殊な飲み物というイメージが払拭できていないようにも感じています。(製品名が製品名だけに・・・)
そんな中で製品別に何かしらの特徴をつけたいのかはわかりませんが、エナジードリンクの効果や成分の働きをアピール材料として出してくる場合は要注意と思ったほうがいいですね。逆にその製品は本当に危険かもしれませんしw
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著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。