クラフトエナジーN1
2023年3月発売、ポッカサッポロのノンカフェインで9種のスパイスを使用したクラフトエナジードリンクとして登場「クラフトエナジーN1」のレビューです。
スパイスや漢方、クラフトコーラ、というだけで飲みたいという気持ちになれず、気がついたら終売に。ジェーソンで処分価格のものをゲット。周回遅れでのレビューとなります。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
クラフトエナジーN1の味
開栓すると漢方の苦味を感じる香りとコーラグミのような香りが広がります。なるほど、「クラフトコーラ味」か。では飲んでみます。
口に含むとクリアで軽やかな舌触りのコーラグミ味が広がり、漢方やハーブの香りが効いた昔ながらののど飴のような強烈な香料が鼻を抜けていきます。
無糖のような軽やかな味わいの漢方のど飴コーラグミ味。「オリジナルスパイスエキス使用」とのことですが、辛味は皆無なので辛味が苦手な方も飲めるでしょう。
何とも言えない漢方やハーブの苦味を感じる香りによって一瞬で飲むことをやめたくなる独特のフレーバー。クラフトコーラ味とのことですが、本家コカ・コーラのような旨味や甘味、爽快感はなく、漢方ドリンクやハーブドリンクのような味や香りをイメージすると伝わりそうですね。
独自性を出しすぎてゲテモノフレーバーになってしまった典型例で、個人的には「不味い」と感じてしまう味・香りでした。確かにこれはリピートしにくいしジェーソンに流れていくのも納得です・・・。
逆に漢方やハーブ、スパイスなどの風味が好きな方にはぴったりの一本。クラフトエナジーN1はノンカフェインですが、エナジードリンクに「効いてる感」を求める場合にもこのような漢方とかハーブなどの苦味やえぐ味はウケるかもしれませんね。
クラフトエナジーN1のエナジー成分
シナモン・ナツメグ・カルダモン・クローブ・クミン・オレガノ・ガーリック・陳皮配合。カフェインは含まれていません。
クラフトエナジーN1のデザイン
赤い缶に商品名「N1」が大きく配置され、ハーブのイメージやわかりやすく大きく配置されているのも良いですね。ポッカサッポロ担当者によれば「N1」は「自然派のナチュラリズム(Naturalism)と自然派エナジードリンクとしての「No.1」をかけて名付けた」とのこと。
さらに「クラフトエナジー」や「自然派エナジードリンク」、「クラフトコーラ味」など、商品概要が明確に記載されており商品特性がわかることも高評価。
それぞれの配置バランスや色の組み合わせなども美しく、配置される要素が多いのに整理されていてすべての情報を理解しやすいと感じます。
「SPICE FACTORY」のロゴが大きく中央に配置され、缶全体には薄っすらとスパイスのシルエットが敷き詰められたように描かれています。
「SPICE FACTORY」はポッカサッポロのグループ会社になったスパイスメーカーがきっかけで立ち上がったスパイスを使った飲料ブランド名だそうです。今回のクラフトエナジーN1にだけ使うブランドロゴではないようで、今後この「SPICE FACTORY」のロゴが入った他の飲料が発売されるかもしれません。
よく見るとこのハーブのシルエットが精細で美しく描かれていて、遠目で見るとメインカラーの赤とシルエットの細かい金の組み合わせがリッチな印象を演出しています。
味はドリン君の好みとは正反対でしたが、デザインは好印象でした。
今回はスパイス系、漢方系の風味というかなり特殊な商品なのでそもそもシリーズ化する気もなかったんだろうなと思いますが、カラフルな多フレーバー展開を期待したいと思えるほど良いデザインでした。
エナジー・ドリン君の独自評価
- フレーバー
- 香り
- 重さ
- 爽やかさ
- モグモグ感