イギリス 未成年のエナジードリンク購入禁止の法案提出へ動き出す
2018年3月にエナジードリンクマニアのニュースでも取り上げた、イギリスで未成年にエナジードリンクを売らないようにするニュースがありましたよね。その後の続報として、今回はイギリス政府が未成年へのエナジードリンク販売を禁止する方針を明確に打ち出してきたとのことで話題になっています。
今回は政府がエナジードリンク購入禁止に
3月に始まっていたイギリスのエナジードリンクの未成年への販売自粛。これは一部小売店(と言っても超大手チェーン店たち)が自主的に16歳未満にエナジードリンクの販売をしないようにするものでした。
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今回はイギリス政府がエナジードリンクのカフェインや糖分を問題視して販売規制をすべきと判断。
現在はエナジードリンクの購入禁止年齢をタバコや酒と同じ18歳未満にするか、先の小売店主導ですでに取り組まれている16歳未満にするかについて意見を公募し、この結果を踏まえて議会へ法案を提出するそうです。
1リットルあたり150mgのカフェイン配合エナジードリンクが対象
今回イギリス政府が禁止する対象商品は1リットルあたり150mgのカフェインが入ったエナジードリンクです。これは小売店がすでに販売禁止の対象商品としている基準と同じ。
ちなみにレッドブルは250ml缶で80mgのカフェインを含むため規制の対象になり、当然ほかのモンスター、ロックスター、リレントレスなどのエナジードリンクも同様に規制対象となります。
イギリスではエナジードリンク摂取の低年齢化が問題に
欧州食品安全機関の調査によると、10~17歳の2/3以上、そのうちの12%が週に4〜5日間定期的に消費するエナジードリンク消費者であり、平均消費量は月7リットルとのこと。
さらに6~9歳の1/4近くがエナジードリンクを飲んでいるという情報もあり、これはヨーロッパでも高い割合とのことです。児童が飲んでいるのはちょっと信じられないですが・・・。これが事実なら親の責任のほうが重大なんじゃないかと思います。
今後法案が通れば酒やタバコと同様にエナジードリンクが買えなくなってしまうかもしれません。より厳しい判断をされれば16歳未満にまで購入禁止年齢が下げられる可能性もあり、今後の動向が世界から注目されています。
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著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。