パントテン酸
パントテン酸はビタミンB5とも呼ばれていた物質で糖代謝や脂肪酸代謝に関わっていてエネルギーを作り出す際に働きます。
日本人成人男性の1日の必要摂取量は5mgで、パントテン酸の大量摂取による健康被害は報告されていないので耐容上限量は設定されていません。パントテン酸はあらゆる食材に含まれるビタミンで、食事をしていればまず欠乏することはなく、パントテン酸欠乏症は非常に稀です。
パントテン酸の働き
- エネルギー代謝に関わるビタミン
- コレステロール低下や血小板数改善
- ストレスに対する防御機能を高める
パントテン酸そのものが作用するわけではなく、パントテン酸が関わってさまざまな体の働きが促されます。例えばパントテン酸だけを多く摂取すればエネルギー代謝がより良くなる、ことはありませんし、同様にパントテン酸を摂取していればコレステロールが低下するわけでもありません。
エナジードリンクに含まれるパントテン酸
パントテン酸はエナジードリンクに含まれる糖分などと一緒にエネルギー代謝のために作用すると考えられますが、あまり期待するレベルのことではないでしょう。
ちなみにカフェインやアルコールを摂取するとパントテン酸を消費してしまうことがわかっています。エナジードリンクを飲むとパントテン酸を消費してしまうから配合している、とまでは考えにくいですし、そもそもパントテン酸が欠乏して深刻な状況になることはほぼないので、エナジー成分、エナジードリンクの特別な成分として深く考える必要はないでしょう。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。