エナジードリンクの持続時間はどれくらい?
エナジードリンクに含まれるカフェインの持続時間は2~4時間、糖分の持続時間は1~2時間なので、エナジードリンクとしての効果の持続時間は2時間程度と考えるのが妥当です。
それでは糖分とカフェインのそれぞれの持続時間と効果を詳しく見ていきましょう。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
糖分の持続時間
エナジードリンク1本にはコーラやオレンジジュースなどと同程度の糖分が含まれています。糖分を摂取することで血糖値が上がり脳や体のエネルギーになります。
急速に吸収されるため、疲れたときに甘いものを食べるとリラックスして疲労感が癒やされる経験をしたことがあるかもしれません。
血糖値は1~2時間でピークに達します。吸収の早い糖分の場合上がりきった血糖値を一気に下げていくため、このピークまでの「1~2時間」が糖質の持続時間と考えて良さそうです。
カフェインの持続時間
カフェインは摂取後15~60分でピークに達します。平均して30分ほどでピーク付近にまで達すると考えてよいでしょう。そこからは徐々に下がっていき、摂取後2~4時間で半分程度になる(ほとんど効果を感じなくなる)とされています。
そのため持続時間は1時間前後を考えると良さそうです。
エナジードリンクの持続時間は1~2時間を想定すると良さそう
糖分とカフェインの持続時間をそれぞれ見ていくと、エナジードリンクは1~2時間くらいが持続時間として考えると良さそうです。
持続時間が短いので徹夜には向かない
SNSなどでは「モンスターエナジーを飲んだら翌朝まで眠れなかった」のような投稿をたまに見かけましたが、ここまで書いてきた通りピークに達するのも早く、また持続時間もそこまで長くないため、エナジードリンク1本、2本程度で徹夜できるほどのポテンシャルはないんですよね。
急に効果が切れる、なんてこともない
ちなみにエナジードリンクの持続時間の目安を過ぎると「急に効果がなくなる」とか「一気に疲れが来る」ということは特に無いので安心して良いと思います。
コーラやオレンジジュース(同等の糖分)、コーヒー(同等のカフェイン)を飲んで1時間、2時間すると劇的に疲労感が来たり倦怠感が襲ってくる人の場合は注意が必要(まず病院へ行きましょう)ですが、そんなことがないならばエナジードリンクも同レベルのものなので心配は不要です。
ピークまでの1時間前後、一時的に頼るのはアリ
飲んでから1時間ちょっとの短時間で、ハードに運動する、勉強に集中する、眠らないように運転するなど、長くない持続時間を有効に使えると良いですね。