エナジードリンクは「元気の前借り」ではない理由
エナジードリンクは元気になるイメージ飲料であるため、飲むと眠気が覚めてハイになったりテンションが上がったり・・・、その反動でダウンしたり・・・、という印象を持つ人も少なくありません。
結論から言えば、カフェインが少し入ったジュースなのでそこまで気しなくて大丈夫です。ハイになりたくてエナジードリンクを飲むなら無意味なので200円を別のことに使ったほうが良いですよ。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
コーヒーと炭酸飲料を飲んでハイになったことがありますか?
エナジードリンクに含まれる主な成分はカフェインと糖分です。その他アルギニンやビタミンB群がごく微量含まれている程度で体感が得られるほどは含まれていません。
カフェインは1本あたり80~150mg前後含まれていて、これはコーヒー約1杯分の量です。糖分はコカコーラやファンタ、オレンジジュースやりんごジュースなどと同程度です。拍子抜けしてしまうと思いますがこれが事実です。
ネットでは「エナジードリンクを飲んでハイになった」という書き込みがたまに見られたりしますが、これまでにコーヒーとジュースを飲んでハイになったりテンションが上がるならそうなのかもしれません・・・。
たまに「エナジードリンクには書かれている成分以外の危険なものが含まれている」という陰謀論が出てきたりしますが、そんな危険なものがコーラや牛乳、麦茶などと同じ冷蔵庫で販売されているとしたらヤバいですね。
詳しくは「エナジードリンクの栄養成分表示」のページをご覧ください。
エナジードリンクを飲んだあと反動が怖い
名言であり迷言すぎる「エナジードリンクは元気の前借り」という言葉。一度元気になっても疲れが取れるわけではないからあとで反動が来るから気をつけろというものですね。
反動がどの程度のものかは個人差がありますが、エナジードリンクと同程度の当分が含まれるコーラやオレンジジュースを飲んだ後、血糖値が急激に下がることで何か具合が悪くなったりしたことがあればエナジードリンクでも同じことが起こり得ると考えられます。
とは言え糖分摂取後の血糖値の上昇と下降が主な原因なので心配する必要はありませんし、元気を前借りしたわけでもなくごく、反動と言えるほどのものとも言えないので安心してください。
エナジードリンクに過度な期待やリスクを持つのは自由ですが、まずは裏面の栄養成分表示を見て、他の飲料などの成分と比較してみると良いでしょう。ほとんど効果のないものに何で200円も払っているんだ・・・と落ち込まないで。エナジードリンクはイメージ商品、そしてその雰囲気とブランドが作り出す世界観を楽しむものなんです!