ROCKSTAR ZERO SUGAR SILVER ICE
オーストラリアで2018年に発売されたゼロシュガー・シルバーアイス。ピュアゼロシリーズではなくゼロシュガーシリーズとして登場。デザインはドイツのピュアゼロシルバーアイスとそっくり。
今回はシリーズ名も大きく変わっているので、アメリカとドイツのシルバーアイスと3種類同時に飲み比べもしていますので合わせて御覧ください。
著者:エナジー・ドリン君
2001年頃、在米時にダンスシーンを通じてエナジードリンクに出会い感動。 帰国後日本ではネタ飲料扱いだったエナジードリンクの本当の魅力を伝えるために2013年総合サイトを開設。 エナジードリンクマニアとして改めてエナジードリンクを真剣に飲み始め、各国で狩りをして飲み集めたコレクションは世界7,000種類以上。 メディア取材を受ける評論家や専門家としても活動中。
柑橘系の風味が強いシトラスライチフレーバー
開けた瞬間、ライムの香りが吹き出し、「シルバーアイスってこんな香りだったっけ?」と記憶を疑うほど柑橘系の強い香り。
グラスに注ぐとシルバーアイス特有の見慣れたポカリスエットのような色。
早速飲んでみましょう。
口に含むと酸味とライム系の香りが広がり、次第にライチのスッキリした甘味が包み込みます。ライチ系の風味は本家アメリカのシルバーアイスのフレーバーとほぼ同じ。
そしてアメリカのシルバーアイス同様、オーストラリアのゼロシュガー・シルバーアイスもゼロゼロ感を感じさせない満足度の高いまろやかな甘味を実現。人工甘味料の嫌味はほとんどなくゼロゼロとは思えない完成度に驚きました。
後味はスッキリしていて残留物なし。爽やかなライム&ライチの心地よい余韻が持続し、不満点なくすべてが上出来です。飛び上がるほど美味しいとかパンチがあるとか、突出したフレーバーではありませんが万人受けする1本で間違いないでしょう。
ROCKSTAR ZERO SUGAR SILVER ICEのエナジー成分
カフェイン160mg、タウリン2000mg、高麗人参50mg、ガラナ50mgなどを配合。砂糖は当然ゼロですが、カロリーが10kcalほどあります。
個人的に気になったのは「ゼロシュガー」シリーズとして発売しているにも関わらず茶葉抽出物はなし。これなら「ゼロシュガー」と書かれた「ピュアゼロ」シリーズのひとつで良いんじゃないかと・・・。
ROCKSTAR ZERO SUGAR SILVER ICEのデザイン
デザインはドイツで発売されたシルバービッグスターのピュアゼロシルバーアイスとほぼ同じ。シリーズ名だけが「ゼロシュガー」に。
表面はザラザラ加工が施されています。
オーストラリアでは多くのロックスターが一時的に店頭から消え、その後ビッグスター化したオリジナルやパンチグアバなど定番商品が数種類並び始めました。
その後ほかの商品が続々と店頭に並び始めるのですが、他国とは違うオーストラリア独自デザインや独自シリーズで登場したり、今回のシルバーアイスのようにドイツ独自商品に近いものやイギリスで発売されたものをいち早く踏襲するような印象があります。
各国シルバーアイスの飲み比べ
今回はたまたま3種類のシルバーアイスがあったので飲み比べてみました。
左からアメリカ、ドイツ、そして今回レビューしているオーストラリアのシルバーアイスです。
グラスに注いで色がまったく違うことに驚きました。
特にドイツは黄色がかっていて全然違いますね。アメリカとオーストラリアはほとんど色の差はないように感じます。
飲み比べると味の軸は同じライチ系のあっさりした甘さにライムの柑橘系の風味が楽しめるフレーバーで間違いないです。が、よく味わうとまったく違うものだとわかってきました。
アメリカ
アメリカがシルバーアイスの本家です。まずは乳酸菌飲料系のミルキーな風味が口に広がり鼻を抜けていきます。僅かな酸味にライチの甘い味わいが口に残り、完全なゼロゼロにもかかわらず濃厚な甘味と心地よい酸味のバランスの取れたライチ系フレーバーが楽しめます。正直ここまでゼロ感のないフレーバーに毎回驚きます。
ドイツ
ドイツは甘味がほとんどない柑橘系フレーバーに傾いていて、シルバーアイス独特のライチ感はかなり弱いです。後味には柑橘系の酸味が残り、ロックスターリボルトのキラーシトラスっぽい味わいをそのままに表現したようなフレーバー。グレープフルーツやライム、かぼすなどの果実感がある秀逸なフレーバー。ピュアゼロではありますがカロリーは21kcalあります。他のシルバーアイスと比べると多めですね。アメリカのシルバーアイスを基準とするならドイツは全然方向性が違う商品になっていると思います。
オーストラリア
ライチの甘味はしつこすぎず程よい爽やかさが楽しめ、柑橘系の酸味とのバランスが良いので誰が飲んでも癖を感じることなく飲める安定したフレーバーです。3カ国の中で最も癖がなく万人受けしそうな味と香りのバランスでした。
それぞれ味のベースは近いですがけっこう違いがあるものですね~。こうして飲み比べて違いを明確に感じられたのは良かったです。単品で飲んでいたら何となく違いに気づいてもどこがどう違うかはなかなかわからないかもしれません。
エナジー・ドリン君の独自評価
- フレーバー
- 香り
- 重さ
- 爽やかさ
- モグモグ感